由進の駒

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漆と目止め

20111212_2.jpg漆と目止めに質問頂きましたのでお答えいたします。
今日は駒作りの日。8時30分から盛り上げを始めて10時45分で歩の裏字を19枚。午前中の盛り上げは終了です。
駒作りをしている時はらじるらじるのNHKが友達です。
さて、漆ですが、
当初は中国産の呂色漆を使用していました。ある時に国産の高級呂色漆を少し分けて頂いて盛り上げたところ艶消しですが乾いたときに雰囲気が物凄くいいのです。そこで早速購入して国産で盛り上げをして居りましたが国産の漆の扱いが難しいのです。兎に角乾きが遅いのです。その時は漆を御する方法を知りませんでしたので乾きの早かった中国産の漆を混ぜると私でも扱いが容易になりました。以来国産と中国産を一度チューブから取り出し吉野紙で濾して混ぜてチューブで保管して、使用の際にもう一度吉野紙で濾して使用しています。
目止めですが、当初は着色水性との粉を使用していました。
しかし、駒木地に余計なものを付加しないほうが良いわけですから目止めをしない方法を模索してきました。
ある時、切れる鉋で削った柱に水滴を垂らしてそれが柱に滲みない映像を目にしました。
何だ、かっちり磨かれてあれば漆は滲まないのだとその時気が付きました。
(植物研磨、木賊のきっかけはバイオリン作りの映像です。水戸黄門の鳴子編でも木賊を目にしました。
木賊よりも優れた椋の葉は木工のプロから教えて頂きました。)
現在はサビを落とし潰れたペーパーで磨き、植物で磨き、瀬戸磨きで目止めとしています。
他にもいろいろ優れた方法がある筈です。
私もそれを知りたいと強く思っている一人です。

拙い技術、方法を公開する私の真意は技法をオープンにして一人でも多くの方に駒作りに参加して頂きたいからです。
作り方が解らないのでは参加できません。新しく参加される方の中から駒の世界の新たな扉を開く方が誕生することを切に願っているのです。
この8月に天童の駒に関する番組が放映されました。伝統の書き駒が廃れようとしている事。
彫り駒は機械にとって変わられている現状。
若手盛り上げ師は桜井亮(淘水)氏一人である事等、
愕然とする現実です。





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コメント

常に研究し前進しておられる由進師。しかも情報をオープンにしてくださる。
わたしのような駒作り初心者には本当にありがたいことです。
自分が言うのもなんですが、ほんともっと多くの方が駒作りの世界に入ってほしい思います。大勢で盛り上げていけたらいいですね。


国産は硬化が遅いのですか・・・
漆はやはり難しいですね^^;

  • 2011/12/12(月) 12:26:16 |
  • URL |
  • 慎秀 #ulYx6Mu6
  • [ 編集 ]

国産漆の硬化が遅いということではないと思いますが、たまたま私の仕入れる漆の硬化が遅いのだと思います。
国宝級の漆器作家の先生方が使う漆だと聞いてはおりますが。
漆のことは私如きに解る筈がありません。

  • 2011/12/12(月) 13:02:35 |
  • URL |
  • #-
  • [ 編集 ]

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